「夫のリウマチ治療中間報告」辛木勇 53歳(妻 辛木信子) 2003年8月12日 リウマチ中間報告 2003年8月20日 14:52 今年は冷夏とはいってもまだまだ暑い日が続いております。 夫のリウマチ治療中間報告(辛木信子) 夫(辛木勇53歳)のリウマチの治療経過について書きます。 リウマチと分かってすぐ松本医院へ行きました。それから3回目の血液検査(三ヶ月目)で,正常値になっていると松本先生本人から電話をいただき,本当に良かったと思います。完全に痛みが取れるのはまだ先だと思いますが,必ず完治させてあげますから、中間報告を書くように言われました。忘れてしまったこともあるとは思いますが,これまでの経過を書いてみます。 右腕が痛み出したのは,今から2〜3年前,釣りに行って無理をしたときからでした。その時は特に治療はしていません。その後どのくらいの期間がたったか忘れましたが,右肩が痛み出し,五十肩だろうと思っていました。 整形外科に行ってレントゲンを撮り,骨には異常なく,シップ薬をもらってきたのが昨年だったと思います。 その後特に良くなることもないまま過ごし,今年の3月の末頃だったと思いますが,右肩の痛みに耐えかねて近くの外科にかかりました。そこで肩に注射をしてもらいました。その効き目は、速く,支払いをするときにはもう痛みはありませんでした。しかし1週間すると痛み出しました。また注射をしてもらいに行くと,「この注射は続けては打てない。肩の関節がぼろぼろになる。」といってシップ薬を出してくれました。シップ薬は全く効き目がなく,左肩も痛み出しました。他にすることもなく仕方なく貼っていました。 そこで4月18日,今度は腰などの手術がうまいという病院に行ってみました。レントゲンを撮っても骨には異常がなく,両肩に合計4本の注射を打ち,痛み止めの飲み薬とシップ薬をもらいました。その後26日に3本注射しました。飲み薬の効き目はなく,そうこうするうちに足の付け根が痛み出し,歩くのに支障が出てきました。連休中(5月5日)に耐えられなくなり,痛み止めの座薬(アデフロニック)をもらいました。その後6日に注射3本,10日に注射4本打ちました。注射はただ痛みを止めるだけで薬が切れれば前よりももっと痛みが増してきているようでした。この頃から本人は何かおかしいと思い始めていたようです。 ところで,私(妻)は4月末頃から,夫の病気とは関係なく,自分自身のことで、インターネットでアレルギー,喘息等と検索し,松本医院のホームページを見つけて,今年の秋頃から喘息の治療に行く予定にしていました。そこにはリウマチについても書いてあり,私は夫がリウマチではないかと疑い始めていました。そこで近くで鍼治療を勧めました。5月14日,15日,20日,22日,26日,28日と行きました。その間は座薬を入れながら仕事に行き,痛みでどうしようもないときは休んでいました。夫はインターネットを見ませんし(職場で私が見ているのです),手記などをプリントアウトして見せてもなかなか読もうとはしません。松本医院で治療を受けることを勧め,西洋医学での治療の恐ろしさや,リウマチの後遺症等を説明し,本人の判断を待ちました。(本人のやる気が一番だと思ったからです。)血液検査をして確かめたいとの夫の希望もあり(本人はまだ他の病気かもしれないと思っていたようです。)5月22日に大学病院に行きました。その一週間後の28日,ステロイドの注射をされたら大変と思い,結果を聞きに私もついて行きました。そこでは紹介状を書き,すぐに整形外科に廻されました。そこでまたレントゲンを撮り,骨には異常はないが,リウマチ(正確ではありませんが,リウマチT+,CRP11,血沈は高い)で,「今日は専門の先生が忙しく,予約をしておくから明日来なさい」と言われ帰宅しました。その日の午後,電話で診察をキャンセルし,大阪までの航空券を取りました。それから大阪に行くまでの間,座薬(5月5日,10日,13日,14日,17日,18日,21日,23日,25日,27日,30日,6月1日の合計12回使用)を入れて出勤し,仕事を他の人に頼んだりして一ヶ月間は休むつもりで準備をしました。手記にはすごいリバウンドで苦しんだ事が書いてあり,同じようなリバウンドが出るかも知れないと思ったからです。 朝一番の飛行機で6月3日松本医院へ行き,日帰りをしました。他の方々の手記にあるように,階段を上がり,ドアを開けるとプーンと漢方のにおいがしました。そのにおいには何となくホットするものを感じました。受付を済ませ,問診票に記入をし,手記の書いてあるプリントを読んでいると,女性の方に呼ばれました。そこで色々症状など聞かれ,あとは世間話のようでした。その後また待合室で待って,マイクで先生から呼ばれました。「遠い所からよくいらっしゃいました」からはじまり,注射は何本したかとか,薬は飲んだか等聞かれ,「治してあげる」で終わりました。その後採血し,漢方薬の煎じ方や漢方風呂の作り方,皮膚への薬の使い方などを最初の女性の方に習いました。その後別の部屋で女の先生に鍼治療をやってもらい,お灸のやり方を習い,一週間分の薬をもらって帰りました。 空港からの帰り道,薬局でモグサと尿瓶を買いました。次の日から煎じ薬とお灸と漢方風呂を始めました。 6月3日:1回目松本医院と鍼治療(RF 21,CRP 5.1,血沈 80) 4日:体重55Kg 5日:午後から左膝が変な痛さ,夜左膝内側腫れる,夜熱37.7度 6日:朝37.1度,夜36.7度 8日:朝37.0度,電話で薬をお願いする。プロテインを1日10〜20杯飲むよう指示があったが,3日程でとても続けられない。 その後37度前後が6月末まで続く 10日:体重53Kg 13日:鍼治療,左肩の前のところが腫れる 17日:鍼治療,右膝外側腫れる 18日:風呂上がり背中に少しぶつぶつが出るがしばらくすると消える 19日:右膝内側腫れる 20日:鍼治療 23日:左足内側くるぶし腫れる 24日:鍼治療 25日:右膝裏痛む 27日:鍼治療,足の調子が少し良い,左足くるぶし良くなる 28日:風呂上がり背中に小さいぷつぷつ有り 7月1日:2回目の松本医院と鍼治療(RF 15,CRP 1.5,血沈 47) 2日鍼治療(その後出勤したため鍼治療には行けなくなる) 4日:出勤開始 5日:左足内側痒い 6日:車の運転をする,約1時間 7日:右足がだるい,風呂上がり赤いぶつぶつ 12日:横向きに寝ることができる 14日:お灸のためのうつぶせ寝がうまくできる,風呂上がり背中のぶつぶつが次の日も消えない 15日:風呂への入り方が少しうまくできる,風呂上がりお尻にぶつぶつ 16日:仕事で遅くなりお灸を休む,風呂上がりパンツのゴムのところが赤く腫れる 19日:右腕少し上に上がる,うつぶせ寝をするとき両腕で支えられる 24日:左腕右と同じくらいに上がる 27日:右膝風呂上がり曲がる,背中に少し大きいぶつぶつが5〜6個できる 29日:右靴下一人ではける 30日:服を全部一人着ることが出来る 8月5日:3回目の松本医院と鍼治療(RF 9,CRP 0.7,血沈 12) 10日:髪を自分で洗える 11日:右膝完全に曲がる(和式トイレ可能に),右足の裏に3〜4個水ぶくれ 12日:水ぶくれよくなる(堅くなる) 現在体重54.5〜55kg 特別変化があったときだけメモしていたものをまとめてみました。以上が今までの経過です。ここまでで足は普通の生活には支障がなくなりました。(まだ走ってはいません)両腕は今90度位しか上がりませんが,バンザイが出来るようになるのを心待ちしてお灸を続けます。(本人はお灸から早く逃げ出したいようですが・・・) 「松本医院に行かなかったら今頃どうしているだろうか,薬漬けで大変なことになって,家族皆笑い顔はないよね」と,二人で話しています。毎日ほとんど休むことなくお灸が続けられたのも,家族皆の協力があったからこそだと思います。現在は、仕事が出来るようになっています。 もうしばらく治療を続け,完治の報告が出来るようがんばります。 H.15.8.12 |